こんにちは、ショウエイです。
今週土曜日、4月8日はお釈迦様のお生まれになった日です。
お寺によっては、花祭りや降誕会、灌仏会といって法要を行い、お生まれになった日をお祝いをします。
お釈迦様が生まれた時の有名なお話があるので紹介します。
お釈迦様は、母親であるマーヤー夫人から生まれてすぐ、七歩歩いて、天と地を指差して、「天上天下唯我独尊」とおっしゃったといわれています。
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いやいやいや、それはないでしょ。
初めてこの話を聞いたときは素直にこう思いました。
いま、初めてこの話を聞いた方もそう思ったのではないでしょうか(笑)
なぜこのようなエピソードが伝えられているのか、後のお弟子さんたちが伝えたいことをこうしてお話として残したのではないかといわれています。
天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)とは、この世で一番尊いのはわたしであるという意味です。
これは、お釈迦様がこの世で一番尊い存在だという話ではなく、わたし(お釈迦様)にとってはこの世で一番尊い存在がわたし(お釈迦様)である。
つまり、あなたにとってはあなた自身がこの世で一番大切な存在ですよということです。
この意味が分かると、
相手のことも自分と同じように大切にできるということが伝えられているのかなと思います。
どんな立場であれ、自分も相手も尊い存在であり、自分を大切にするからこそ、他人も大切にできる。
人のために、社会のために頑張りなさい。または頑張っています。
このような言葉をよく聞きます。
もちろん、これはとても大切で素晴らしいことです。
しかし、まずは自分を大切にすることから始めていいんだ。ということを理解すると少し気持ちが楽になります。
そのうえで相手も大切にできるようになると、お互いを認め合うことができるのかと思います。
お釈迦様の生誕をお祝いをし、私自身もこのお話を忘れずに過ごしたいと思います。