僕がお坊さんになったわけ

こんにちは、ショウエイです。

サラリーマン家庭に生まれた僕がなぜお坊さんになったのか。

答えは、「分からない」です。

もっと志高く、それっぽいことが明確にあればいいなと思うくらい自分でもよく分かりません。

小学生の頃に曾祖母を亡くし、人が亡くなるということを初めて体験しました。

眠っているように見えるけど、起きることはない。

その場には確かに存在するんだけど、どこか遠くへ行ってしまった悲しさがあったことを強烈に憶えています。

それから通学路の途中にあったお寺によく通って、本堂やお墓をお参りしていました。

いま考えれば、その頃から何となくですが、生きることや亡くなった後への関心があったり、お寺との縁があったのかもしれません。

中学校、高校と進路を決める時、何になりたい?とよく聞かれましたが、○○になりたい!とそこまで深くは考えられませんでした。

どんな仕事があるのか本やネットで検索してみては、小学校の先生、整体師(部活で先輩のマッサージをやっていたことから)、サラリーマン、、、お坊さん?くらいに自分が将来仕事をするイメージが湧かないなかでも候補考えて、

結局何になろうかなーといろんな人や職業を見た中で、お坊さんであった祖父がいきいきと楽しそうに見えた。

初めはそのくらいだっだと思います。

お寺に遊びに行けば、祖父に川遊びや昆虫採集など自然の中で遊ぶことを教わり、お正月には書初めで書道を教わりました。僕自身も楽しかった記憶があります。

他にも、檀家さんをはじめとする地域の方との交流している祖父の姿を見ると楽しそうと思った記憶があります。

実際、いま住職となってお寺に携わっていると、自然やご縁のある方たちに教えていただくことがたくさんあり、人とのつながりの大切さを改めて感じることができました。

自分で成長しているという感覚よりも、育てていただいているという感覚が強く、この気持ちは忘れてはいけないなーと感じます。

自分自身に何ができるのかを考え、少しでも貢献できるように努めたいと思います。

ショウエイ

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