こんにちは、ショウエイです。
今月の9月1日、ご縁のあるお寺で国家安穏や除災招福などを願う柴灯大護摩供、火渡り行を行ってきました。
ご縁があって毎年出仕(参加)させていただいています。
護摩祈祷は、仏教において火を使った修行・祈祷の方法の一つで、火を使って煩悩を焼き尽くすという意味合いがあります。
護摩木を燃やしながら、その炎を通じて仏や菩薩に祈願することで、煩悩を取り除いたり、願いをかなえたりするとされています。
そして、柴灯護摩は、山岳信仰や修験道との関連が強い儀式で、山の神や仏を祀る際に行われることが多いです。
古くからの日本の風土や信仰と結びつきながら、火を通じての祈願や修行が行われています。
柴灯護摩が終わた後に、その炭の上を裸足で歩く火渡り行は、最初に年齢が若い行者が歩く という習わしがあります。
たくさんいる行者さんの中では私が若い年齢になりますので、今年も最初に 歩かせていただきました。
火渡り行のコツを先輩の行者さんに話を聞くと、熱い!と思った時には、戻ったり、脇に避けるのでなく、まっすぐ前に走ることだそうです。
そうしないと大火傷を負ってしまいます。
こういった決まりを教えていただきました。
今年は私の一年間の素行が悪かったのか、お不動さんの機嫌がよかったのか、悪かったのか分かりませんが、火渡り行の炭がゴロゴロと大きく、またふかふかとしていたので両足に火傷を負いました。
行者の中では、これをお土産と呼ぶそうです。
大変ありがたいものをいただきました。
9月最初のお祭りごとですが、このお祭りが終わるとなんだか夏が終わった感じがします。
また来年までの一年間、無事に過ごすことができるようにと祈りを込めた法要でした。