物価上昇や将来の年金不安の中で、誰もが「自分のお金に働いてもらう」資産運用に注目する時代になりました。
実は、初心者でも簡単に始められる方法があります。
今回は、楽天銀行×楽天証券の組み合わせで新NISAを活用した資産運用のメリットと、住信SBIネット銀行×SBI証券というもう一つの選択肢をご案内します。
どちらも店舗に出向く必要がなく、スマホやパソコンで手続きが完結するので、超初心者でも安心して始められます。
資産運用の基本と新NISAの魅力
資産運用とは?
資産運用とは、ただ銀行にお金を預けるだけではお金が増えにくい現状を打破するため、投資信託や株式などに資金を回し、長期的に資産を増やす方法です。
日本は超低金利の時代。
インフレにより物価が上がり、お金の価値が下がる中で、自分のお金に働いてもらうことが必要です。
新NISAの特徴
新NISAは年間最大360万円まで非課税で投資できる制度です。
つまり、投資で得た利益に税金がかからず、長期間運用が可能です。
さらに、結婚、出産、住宅購入などのライフイベントに合わせて、必要な時に資金を取り崩す柔軟性も持っています。
投資初心者にとって、こうした制度は資産形成の大きな後押しとなります。
なぜ「ネット」なのか?―対面型との違い
1. 手数料が安い
- 対面型の金融機関は、店舗の運営費やスタッフの人件費がかかるため、口座維持手数料や取引手数料が割高になりがちです。
- 一方、ネット銀行・ネット証券は店舗を持たないため経費を抑え、手数料が低く設定されています。これにより、余計なコストを気にせずに運用がスタートできます。
2. すべて自宅で完結
- 口座開設、入出金、投資信託の購入など、すべての手続きがスマホやパソコンで24時間可能です。
- たとえば、忙しい日中でも夜間や休日に手続きできるので、自分のペースで進められます。
3. 自分のペースで選べる
- 対面営業では、営業担当者から複数の商品を勧められることもありますが、ネットなら自分で情報を整理して、決めた投資方法(今回の場合は「eMaxis Slim オールカントリー」1本)に絞ることができます。
- これにより、余計な混乱を避け、シンプルに始めることが可能です。
楽天ペアとSBIペアの特徴
楽天ペア(楽天銀行×楽天証券)の魅力
- 楽天ポイントの活用
楽天カードで積立投資を行えば、購入額の1%分の楽天ポイントが還元され、そのポイントを再投資に回すことができます。普段の買い物がそのまま資産運用につながるのは魅力的です。 - マネーブリッジ連携
楽天銀行と楽天証券の連携サービス「マネーブリッジ」を利用すると、楽天銀行の普通預金金利が優遇され、銀行から証券への資金移動が自動で行われます。これにより、面倒な振込手続きが不要になります。 - 使いやすいアプリ
楽天証券のスマホアプリは直感的で操作しやすく、初めての方でも簡単に利用できる設計となっています。
SBIペア(住信SBIネット銀行×SBI証券)の魅力
- 低い手数料とお得なポイント還元SBI証券は、国内株式や投資信託の取引手数料が非常に低いため、運用コストを大幅に抑えられます。また、クレジットカード決済での積立を活用すれば、ポイント還元のメリットも受けられます。
- 自動連携による簡単な資金移動住信SBIネット銀行とSBI証券は連携しており、銀行に預けた資金が自動的に証券取引に使える状態になります。つまり、わざわざ振込操作を行う必要がなく、スムーズに資金管理ができます。
- 安心のセキュリティと使いやすい取引画面SBI証券の取引画面はシンプルながら必要な機能が揃っており、初心者でも安心して利用できます。また、セキュリティ対策も万全で、資産運用に集中できます。
新NISAで「eMaxis Slim オールカントリー」1本に絞る理由
シンプルで分かりやすい運用
「オールカントリー」は、名前の通り世界中の株式に一括で投資できるため、複雑な銘柄選びに悩む必要がありません。
これにより、投資初心者でも安心して分散投資が実現できます。
低コストで長期運用に最適
eMaxis Slimシリーズは、信託報酬が非常に低いのが特徴です。
長期運用を考える場合、手数料の差が大きく影響するため、低コストの運用は資産をしっかり育てるポイントとなります。
初心者にぴったりの一本投資
商品選びに悩むことなく、1本に絞ることで「どの商品を選べば良いか分からない」という不安を解消できます。
シンプルな選択肢が、初めての資産運用への第一歩をサポートします。
超初心者向け:具体的なスタート手順
Step 1: ネット銀行の口座開設
- 楽天銀行または住信SBIネット銀行の中から、ご自身の普段の利用シーンに合わせたものを選び、公式サイトやアプリから申し込みます。
- 本人確認書類をアップロードするだけで、店舗に行かず簡単に口座開設が完了します。
Step 2: ネット証券の口座開設
- 選んだ銀行グループに合わせ、楽天証券またはSBI証券で新NISA口座を開設します。
- 「特定口座(源泉徴収あり)」に設定すると、後の確定申告が不要になり、手続きがスムーズです。※【特定口座】とは、税金の計算や納付が自動的に行われる口座のことです。
Step 3: クレジットカードの登録(任意)
- 楽天ペアなら楽天カード、SBIペアなら三井住友カードなど、ご利用のカードを証券口座に紐づけます。
- これにより、積立投資の際にポイントが貯まり、さらにお得に運用できます。
Step 4: 「eMaxis Slim オールカントリー」を積立設定
- 新NISA口座内で「eMaxis Slim オールカントリー」を選択し、毎月の積立金額と引き落とし日を設定します。
- これで、複雑な選択肢に迷うことなく、シンプルに資産運用がスタートできます。
Step 5: 定期チェックと継続
- 長期運用が基本なので、毎日の値動きに振り回されず、数ヶ月~半年に一度、スマホやパソコンで資産状況を確認しましょう。
- 無理なく続けることが、資産形成のコツです。
まとめ:どちらのペアも初心者におすすめ
楽天銀行×楽天証券と住信SBIネット銀行×SBI証券のどちらも、ネットならではの手軽さ・低コスト・自宅で完結するメリットがあります。
- 楽天ペアの場合:楽天銀行と楽天証券の組み合わせでは、普段の買い物で貯まる楽天ポイントが活かせ、マネーブリッジ連携によって銀行の預金金利が優遇され、資金の移動がとてもスムーズです。
- SBIペアの場合:SBI証券は取引手数料が非常に低く、住信SBIネット銀行との連携により、銀行の資金が自動的に証券取引に使えるので、面倒な振込手続きなど余計な手間をかけずにお金の管理ができます。
どちらの組み合わせでも、新NISAで「eMaxis Slim オールカントリー」1本に絞ったシンプルな運用方法は、投資初心者が迷わず安心して始められる方法です。
まずは、ネット銀行とネット証券の口座開設からスタートし、少額からの積立で「自分のお金に働いてもらう」第一歩を踏み出してみましょう。
実際に実践している私も、皆さんが安心して資産運用を始められるよう心から応援しています。
未来の自分のために、今日から一歩を踏み出してください。