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多くの人が「終活=高齢者向け」と考えがちですが、本来は「自分らしい生き方を整える活動」です。年齢ごとにできること・考えるべきことは異なります。
20代から60代以上、それぞれのステージに合わせた“終活”の進め方を一緒に見ていきましょう。
20〜30代|「知っておく・備える」ステージ
心の終活
- 「死を遠ざけず、生を見つめる」:仏教的な無常観に触れる
- エンディングノートを“人生設計ノート”として活用
お金・暮らし
- 医療保険・生命保険の見直し
- 家計簿や資産管理アプリで現状を可視化(もしもの備えとして)
モノ
- デジタル遺品(SNS・クラウド)整理の意識づけ
- 不要なモノを増やさない暮らし(ミニマル思考)
人間関係
- 親との関係を見つめ直す(親の終活支援の第一歩にも)
- 「家族に伝えておきたいこと」メモを作ってみる
終活なんてまだ早い─そう思っていたけれど、“今”だからこそ考えられることもあります
40〜50代|「備えを始める・支える」ステージ
心の終活
- 親や親族の介護・葬儀について情報収集
- 「自分が倒れたら」の備えを具体化(尊厳死・延命治療の意向など)
お金・暮らし
- 保険・遺言・任意後見契約の検討
- 葬儀・墓・相続の費用感を知る(事前相談・資料請求)
モノ
- 実家の片付けや親の持ち物整理のサポート
- 自身の「使っていないもの」の定期的な手放し
人間関係
- 子や配偶者に「自分の希望」を少しずつ共有
- 喪主になる可能性がある人と話し合っておく
親のこと、自分のこと、子どものこと。いくつもの立場に気づき始めるこの時期だからこそ、大切にしたい準備があります
60代〜|「整え、手放す」ステージ
心の終活
- 仏教・宗教観に基づいた「死後の世界観」を整える
- 「感謝を伝える」ことを日常に取り入れる
お金・暮らし
- 公正証書遺言の作成や財産整理
- 介護・看取り・お墓の希望を明文化
モノ
- 思い出の品の整理(写真やアルバムを家族と共有)
- 自宅のバリアフリーや施設入居の情報収集
人間関係
- 家族への感謝や、伝えたい言葉の記録
- 遠方の親戚や友人とのご縁の見直し
これまでの人生を振り返り、大切な人に“ありがとう”を届ける。
そんな穏やかな終活があってもいいと思いませんか?
年齢別にできることを理解したうえで、ここから紹介する「5つのステップ」に取り組むと、より自分らしく、そして家族の安心につながる終活が実現できます。
ABOUT ME

お寺の住職を務めながら、「仏教の学び」や「生活の知恵」を日々の暮らしに活かすことをテーマに、ブログで発信をしています。
生活が豊かになるヒントや、見直すきっかけになれば嬉しいです。
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